コレクション紹介

専修大学図書館が所蔵する主なコレクションを紹介します。利用については、それぞれの所蔵館にお問い合わせください。
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石井良助(いしい りょうすけ)文庫 [分野?テーマ:日本法制史、近世文書]
名称石井良助(いしい りょうすけ)文庫
設置1980年
所蔵神田分館(法科大学院分館、本館特別書庫)
概要我が国の法制史研究の泰斗である、元東京大学名誉教授で元専修大学教授?図書館長石井良助先生旧蔵の古文書を購入、図書を寄贈いただいたものである。古文書類の大半は近世文書で、出羽、陸奥、常陸、上総、下総、下野、武蔵、相模、越後、駿河、伊豆、三河、近江、摂津、播磨等の諸国に及んでいる。この他に武家関連書、地方?行政関連文書等があり、また、絵図、御成敗式目、官員録等が含まれる。
なお、石井良助旧蔵の古文書類は本学のほか、東京都江戸東京博物館にも所蔵されている。
人物石井良助(1907年12月14日~1993年1月12日)。東京都出身。東京帝国大学法学部卒業後、同大学助手?助教授を経て1942年教授となる。「徳川禁令考」、「藩法集」等の史料収集?編集?刊行を手掛け、日本法制史を実証的に研究し、体系化をすすめ多くの業績を残した。東京大学名誉教授となり、新潟大学教授を経て1970年から1978年専修大学教授。この間、本学の法学研究所長、1972年から1973年は図書館長を務めている。その後、創価大学の教授を務めた。大学設置審議会専門委員、学術審議会委員、日本学士院会員など多くの要職を歴任。『日本法制史概説』(弘文堂、1948)、はじめ著書多数。主要著作は『法制史論集』全10巻(創文社、1972~1986)にまとめられている。1984年文化功労者、1990年文化勲章受章。
数量文書4,831点、図書1,070冊
目録OPAC(図書)
冊子:専修大学図書館所蔵石井良助文庫目録 文書編 1996年11月(193p)
備考石井良助先生還暦祝賀日本法制史論集(創文社、1976)
泉久雄(いずみ ひさお)文庫 [分野?テーマ:家族法]
名称泉久雄(いずみ ひさお)文庫
設置1999年
所蔵神田分館(法科大学院分館)
概要東北大学で中川善之助教授に師事し、爾来民法研究の道を歩んできた元専修大学法学部教授?元専修大学図書館長泉久雄先生の旧蔵図書資料を先生の退職後、ご本人より寄贈を受けたものである。恩師中川善之助先生の蔵書を専修大学におさめ、民法?家族法分野の文献充実を図った泉先生は、さらに自らの蔵書を専修大学に収めることで一層の充実を図った。中川?泉の師弟コレクションの協奏により民法?家族法分野において専修大学のみならず国内有数のコレクションとなった。
人物泉久雄(1928年4月14日~2017年4月29日)。宮城県出身。1951年東北大学法学部を卒業、1954年専修大学に入職。法学部で主に民法を担当。大学では法学部長など要職を歴任し、1994年度~1997年度は図書館長を務め、新図書館の建設にも尽力した。1999年定年退職。この間、東京家庭裁判所委員会委員、放送大学客員教授などを務める。主著に『家族法論集』(1989)、『親族法論集』(1991)、『相続法論集』(1991)、『家続法の研究』(1999)などがある。
数量文書4,831点、和書3,186冊、洋書98冊、和雑誌16誌(2012年3月末日現在)
目録OPAC
冊子:専修大学図書館所蔵泉久雄文庫目録 2002年3月(160p)
今村力三郎(いまむら りきさぶろう)文庫 [分野?テーマ:訴訟記録]
名称今村力三郎(いまむら りきさぶろう)文庫 【再整理作業の為、利用停止中】
設置1951年頃
所蔵神田分館(書庫)
概要元専修大学総長今村力三郎先生旧蔵の訴訟記録とその関係資料の寄贈を受けたものである。訴訟記録では今村力三郎が扱った事件は379件が数えられ、事件により点数の多少はあるが、訴状、口頭弁論調書、上告状、判決書など裁判の流れを把握できるほど揃っているものもある。扱った事件では大逆事件、虎ノ門事件、原敬首相暗殺事件、神兵隊事件、帝人事件、金剛事件、血盟団事件など世間の耳目を集めた大事件が多く含まれる。関係資料には今村が弁護活動に際して記した「期日簿」、「備忘録」、「事務日誌」、「訴件簿」、「判決録」、「弁論稿」、「書簡」などが含まれており、弁護士活動を顧みることができる。
人物今村力三郎(1866年5月2日~1954年6月12日)。長野県出身。旧姓は蜂谷。1886年専修学校に入学、在学中に代言人(現在の弁護士)試験に合格。1888年卒業と共に弁護士活動を始める。在野にあって人権擁護に徹した活動で知られた。著書には自身の弁護士活動を回顧した『法廷五十年』(1948)、『芻言』(今村力三郎私家本、孔版印刷 1926)がある。いずれも今村力三郎の司法観、人格がよく表れており、複製版や解説を加えた新装版などが出されている。
専修大学は、戦後の大学復興と新制大学への移行の難事業に、今村先生の晩節を煩わせ、総長として戴きその指揮を仰いだ。今日に発展をみる生田キャンパスの基礎は今村先生の尽力に負うところ大である。
数量訴訟記録 379件、8,653点、図書309冊、資料2,500点。
目録OPAC(図書)
冊子:専修大学図書館所蔵今村力三郎文庫目録 1995年10月374p)
備考(1)専修大学今村法律研究室報 専修大学今村法律研究室[編集?発行] 1号
(1975.1)~
(2)今村力三郎訴訟記録 専修大学今村法律研究室編?[発行]1977~
内田義彦(うちだ よしひこ)文庫 [分野?テーマ:経済学史]
名称内田義彦(うちだ よしひこ)文庫
設置2002年
所蔵本館(書庫M3F)
概要元専修大学経済学部教授内田義彦先生の旧蔵書をご遺族より寄贈を受けたものである。内田先生はその著『経済学の生誕』(未来社 1953)によって日本におけるアダム?スミス研究の水準を飛躍的に高め、古典としての評価を確立した。その思索と研究は経済学説史にとどまらず、独自なマルクスの研究家として、また近代日本思想の研究家として戦後日本を代表する社会科学者の一人に数えられている。人物研究の対象ともなり、近年の成果をまとめたものに、鈴木信雄著『内田義彦論 -ひとつの戦後思想史-』(日本経済評論社 2010)がある。
人物内田義彦(1913年2月25日~1989年3月18日)。愛知県出身。東京帝国大学経済学部卒業後、同大学大学院を経て、1946年専修大学教員となる。専修大学では商経学部長、大学院経済研究科長を務め、法人では理事、評議員を歴任。1983年定年退職。その業績は『内田義彦著作集 全10巻、補巻1』(岩波書店 1988~2002)に集約されているが、『内田義彦セレクション 全4巻』(藤原書店 2000~2001)は内田先生の活動の多面性を読むことができる。『資本論の世界』(1966)、『日本資本主義の思想像』(1968)、『社会認識の歩み』(1971)、『作品としての社会科学』(1981)(いずれも岩波書店、これらは「著作集」にも収録)など、著書多数。
数量3,362冊(和書3,135冊、洋書227冊)
目録OPAC
冊子:専修大学図書館所蔵内田義彦文庫目録 2005年3月(195p)
備考
大島家(おおしまけ)文書 [分野?テーマ:近世文書]
名称大島家(おおしまけ)文書
設置1998年頃
所蔵本館(特別書庫)
概要元専修大学法学部教授大島太郎先生の旧宅である群馬県太田市大島町大島家に残された文書群を、元専修大学文学部教授大島美津子(夫人)先生より寄贈をうけたものである。大島家は上州新田郡大島村(現太田市)において代々にわたり地域行政に携わった豪農の家柄であり、村役人、戸長などを度々努めている。当家で収集?保管されてきた村政?行政関係、寺社関係、大島家縁の帳簿など、多様な文書類が収録されている。当家の文書類は『群馬県史』などに掲載されるなど、その重要性がうかがわれる。
数量6,317点
目録冊子:専修大学図書館所蔵上野国新田郡大島村大島家文書目録 2009年3月
(277p)
大橋(おおはし)?フォークナーコレクション [ 分野?テーマ :フォークナー(アメリカ文学)]
名称大橋(おおはし)?フォークナーコレクション
設置1998年
所蔵本館(書庫M3F)